次に回復パーティションをディスクの最後部へ移動して、Cドライブの容量を増やすことにした。
最初に、回復パーティションを無効にする。これは回復パーティションの内容をC:\Windows\System32\Recoveryに退避する、という意味があるので、これをせずに回復パーティションを作り直すと中身が消えて、回復パーティションを有効化できなくなるので注意。
管理者のコマンドプロンプトから
最初に、回復パーティションを無効にする。これは回復パーティションの内容をC:\Windows\System32\Recoveryに退避する、という意味があるので、これをせずに回復パーティションを作り直すと中身が消えて、回復パーティションを有効化できなくなるので注意。
管理者のコマンドプロンプトから
C:\Windows\System32>reagentc /disable
REAGENTC.EXE: 操作は成功しました。
C:\Windows\System32>reagentc /info
Windows 回復環境 (Windows RE) およびシステム リセット構成
情報:
Windows RE の状態: Disabled
Windows RE の場所:
ブート構成データ (BCD) ID: 00000000-0000-0000-0000-000000000000
回復イメージの場所:
回復イメージ インデックス: 0
カスタム イメージの場所:
カスタム イメージ インデックス: 0
REAGENTC.EXE: 操作は成功しました。
次、パーティションをイジる。
ディスク0はデータ保存用のDドライブのSATA SSD。ディスク1を選択。
DISKPART> select disk 1
DISKPART> select part 4
ここで、Windows11の「ディスクの管理」を使って、ボリュームの拡張を実施。
最後部900MBは回復パーティション用に残しておくこと。
最後部900MBを回復パーティションにする。
DISKPART> create partition primary
回復パーティションにするには、idとattribute(属性)を変えなければならない。
最後に、C:\Windows\System32\Recoveryへ退避していた内容をリストアして完成。
C:\Windows\System32>reagentc /enable
C:\Windows\System32>diskpart
Microsoft DiskPart バージョン 10.0.26100.1150
Copyright (C) Microsoft Corporation.
コンピューター: DESKTOP-06382B4
DISKPART> list disk
ディスク 状態 サイズ 空き ダイナ GPT
### ミック
------------ ------------- ------- ------- --- ---
ディスク 0 オンライン 894 GB 0 B
ディスク 1 オンライン 953 GB 488 GB *
ディスク0はデータ保存用のDドライブのSATA SSD。ディスク1を選択。
DISKPART> select disk 1
ディスク 1 が選択されました。
DISKPART> list part
Partition ### Type Size Offset
------------- ------------------ ------- -------
Partition 1 システム 100 MB 1024 KB
Partition 2 予約済み 16 MB 101 MB
Partition 3 プライマリ 464 GB 117 MB
Partition 4 回復 900 MB 464 GB
DISKPART> select part 4
パーティション 4 が選択されました。
DISKPART> detail part
パーティション 4
種類 : de94bba4-06d1-4d40-a16a-bfd50179d6ac
隠し属性 : はい
必要 : はい
属性 : 0X8000000000000001
オフセット (バイト): 499164119040
Volume ### Ltr Label Fs Type Size Status Info
---------- --- ----------- ---- ---------- ------- --------- --------
* Volume 3 Recovery to NTFS Partition 900 MB 正常 非表示
DISKPART> delete part override
DiskPart は選択されたパーティションを正常に削除しました。
DISKPART> list part
Partition ### Type Size Offset
------------- ------------------ ------- -------
Partition 1 システム 100 MB 1024 KB
Partition 2 予約済み 16 MB 101 MB
Partition 3 プライマリ 464 GB 117 MB
ここで、Windows11の「ディスクの管理」を使って、ボリュームの拡張を実施。
最後部900MBは回復パーティション用に残しておくこと。
DISKPART> list part
Partition ### Type Size Offset
------------- ------------------ ------- -------
Partition 1 システム 100 MB 1024 KB
Partition 2 予約済み 16 MB 101 MB
Partition 3 プライマリ 952 GB 117 MB
最後部900MBを回復パーティションにする。
DISKPART> create partition primary
DiskPart は指定したパーティションの作成に成功しました。
DISKPART> list part
Partition ### Type Size Offset
------------- ------------------ ------- -------
Partition 1 システム 100 MB 1024 KB
Partition 2 予約済み 16 MB 101 MB
Partition 3 プライマリ 952 GB 117 MB
* Partition 4 プライマリ 901 MB 952 GB
DISKPART> format quick fs=ntfs label=Recovery
100% 完了しました
DiskPart は、ボリュームのフォーマットを完了しました。
DISKPART> select part 4
パーティション 4 が選択されました。
DISKPART> detail part
パーティション 4
種類 : ebd0a0a2-b9e5-4433-87c0-68b6b72699c7
隠し属性 : いいえ
必要 : いいえ
属性 : 0000000000000000
オフセット (バイト): 1023264423936
Volume ### Ltr Label Fs Type Size Status Info
---------- --- ----------- ---- ---------- ------- --------- --------
* Volume 4 Recovery NTFS Partition 901 MB 正常
DISKPART> list part
Partition ### Type Size Offset
------------- ------------------ ------- -------
Partition 1 システム 100 MB 1024 KB
Partition 2 予約済み 16 MB 101 MB
Partition 3 プライマリ 952 GB 117 MB
* Partition 4 プライマリ 901 MB 952 GB
回復パーティションにするには、idとattribute(属性)を変えなければならない。
DISKPART> set id="de94bba4-06d1-4d40-a16a-bfd50179d6ac"
DiskPart は、パーティション ID を設定しました。
DISKPART> list part
Partition ### Type Size Offset
------------- ------------------ ------- -------
Partition 1 システム 100 MB 1024 KB
Partition 2 予約済み 16 MB 101 MB
Partition 3 プライマリ 952 GB 117 MB
* Partition 4 回復 901 MB 952 GB
DISKPART> gpt attributes=0X8000000000000001
選択された GPT パーティションに DiskPart で属性を割り当てました。
DISKPART> detail part
パーティション 4
種類 : de94bba4-06d1-4d40-a16a-bfd50179d6ac
隠し属性 : はい
必要 : はい
属性 : 0X8000000000000001
オフセット (バイト): 1023264423936
Volume ### Ltr Label Fs Type Size Status Info
---------- --- ----------- ---- ---------- ------- --------- --------
* Volume 4 Recovery NTFS Partition 901 MB 正常 非表示
DISKPART> exit
DiskPart を終了しています...
最後に、C:\Windows\System32\Recoveryへ退避していた内容をリストアして完成。
C:\Windows\System32>reagentc /enable
REAGENTC.EXE: 操作は成功しました。
C:\Windows\System32>reagentc /info
Windows 回復環境 (Windows RE) およびシステム リセット構成
情報:
Windows RE の状態: Enabled
Windows RE の場所: \\?\GLOBALROOT\device\harddisk1\partition4\Recovery\WindowsRE
ブート構成データ (BCD) ID: 67a0be94-3c87-11f0-a310-14f6d811e693
回復イメージの場所:
回復イメージ インデックス: 0
カスタム イメージの場所:
カスタム イメージ インデックス: 0
REAGENTC.EXE: 操作は成功しました。
以上!
以上!
PR
昨日の続き。
Windows11にすると500GBのディスクが不足気味になったので、1TBのものと交換することにした。幸いにもLEVEL-15FXR22-R9-ROSX(NH55ADY)にはNVMeのスロットが2つあるので、空いている方にAmazonで買ったシリコンパワー SSD 1TB 3D NAND M.2 2280 PCIe3.0×4 NVMe1.3を追加。固定ネジが無かったが、手持ちのM2 x 3 のネジで何とかなった。
データのクローン方法だが、無料のClonezilla で済ませた。間違えないように、500GBのNVMeをコピー元に指定して、1TBのNVMeをコピー先に指定して、GO!
....30分ほどでコピー終了。ブートドライブを1TBに変えようと思ったけど、BIOSの画面に出てこない。。。ちなみにこのPCはF2キー連打でH2OというブランドのBIOSが立ち上がる。
そのままWindowsを起動すると。。。。やっぱり1TBの方はデバイスとしては認識はするがファイルシステムとして認識しない。。。。
ネットで調べると、セキュアブートが原因ではないか説が見つかる。BIOSでセキュアブートをDisableにして再起動するが、状況変わらず。
セキュアブートが有効なせいでクローンに失敗したと考えて、再度 Clonezilla を使ったが、状況かわらず。。。
もうやぶれかぶれで、元々付いていた500GBを外して、買ってきた1TBをその外して空いたスロットに挿して起動してみた。すると。。。なんと起動成功!
しかし、回復パーティションが邪魔だなぁ。。。なんとか移動したいなぁ。。。
Windows11にすると500GBのディスクが不足気味になったので、1TBのものと交換することにした。幸いにもLEVEL-15FXR22-R9-ROSX(NH55ADY)にはNVMeのスロットが2つあるので、空いている方にAmazonで買ったシリコンパワー SSD 1TB 3D NAND M.2 2280 PCIe3.0×4 NVMe1.3を追加。固定ネジが無かったが、手持ちのM2 x 3 のネジで何とかなった。
データのクローン方法だが、無料のClonezilla で済ませた。間違えないように、500GBのNVMeをコピー元に指定して、1TBのNVMeをコピー先に指定して、GO!
....30分ほどでコピー終了。ブートドライブを1TBに変えようと思ったけど、BIOSの画面に出てこない。。。ちなみにこのPCはF2キー連打でH2OというブランドのBIOSが立ち上がる。
そのままWindowsを起動すると。。。。やっぱり1TBの方はデバイスとしては認識はするがファイルシステムとして認識しない。。。。
ネットで調べると、セキュアブートが原因ではないか説が見つかる。BIOSでセキュアブートをDisableにして再起動するが、状況変わらず。
セキュアブートが有効なせいでクローンに失敗したと考えて、再度 Clonezilla を使ったが、状況かわらず。。。
もうやぶれかぶれで、元々付いていた500GBを外して、買ってきた1TBをその外して空いたスロットに挿して起動してみた。すると。。。なんと起動成功!
しかし、回復パーティションが邪魔だなぁ。。。なんとか移動したいなぁ。。。
とりあえず備忘メモ。2年ぶりの書き込み。
4年前にLEVEL-15FXR22-R9-ROSX(NH55ADY)へ『Crucial 32GB Kit (2 x 16GB) DDR4-3200 SODIMM CT2K16G4SFD832A』を付けてメモリを32GBにしようとして失敗した話を書いたが、Windows11に移行して32GBがやっぱり欲しくなったので、メモリを買うことにした。
買ったメモリは、Timetec ノートPC用メモリ DDR4 2666MHz PC4-21300 260 Pin SODIMM (16GB)を1枚。つまり、3200MHzを2枚買って失敗したので、うち1枚を2666MHzにすれば強制的に2666MHzにダウングレードして認識して起動するだろう、という目論見。
さて、成功するかな???
まずは、買った2666MHzを1枚だけ挿して動作確認。
。。。動いた!
次は、4年前に買った3200MHzを増設。。。動くかな???

やった!動いた!2667MHzだけど、ちゃんと動いた!
と、ここでちょっと気になって、2666MHzと3200MHzのメモリスロットへの挿し方を逆にしてみた。すると。。。

おお、3200MHzで動いた!!
でも大丈夫かな??ちょっと心配だけど、まあ大丈夫であろう。。。
さて、成功するかな???
まずは、買った2666MHzを1枚だけ挿して動作確認。
。。。動いた!
次は、4年前に買った3200MHzを増設。。。動くかな???
やった!動いた!2667MHzだけど、ちゃんと動いた!
と、ここでちょっと気になって、2666MHzと3200MHzのメモリスロットへの挿し方を逆にしてみた。すると。。。
おお、3200MHzで動いた!!
でも大丈夫かな??ちょっと心配だけど、まあ大丈夫であろう。。。
3年前に買ったゲーミングノートPCだが、パワーモードやファン速度を変更するツールが起動しなくなった。パソコン工房で買ったiiyamaブランドの第3世代AMD Ryzen 9とGeForce RTX 2060搭載15型フルHDビジネスノートパソコン(LEVEL-15FXR22-R9-ROSX)だが、とりあえずツールをアンインストールして再インストールしようと思った。まあ、Windowsアップデートの影響で、ハード寄りのツールが動かなくなるなんて、よくあることなんで。。
しかーし、なんと、パソコン工房には、ドライバーやプレインストールツール再インストール用ののダウンロードサイトが存在していない。。。マウスとはFaithとかだと、パソコンのシリアル番号を入力すればダウンロードサイトに繋がるのに、そういうのはやってない模様。。。
と、ここで、WindowsストアにControl Center 3.0が存在することに気づいたので、これを入れてみることにした。無事入ったので、起動すると。。。
OSD only
と表示した小さな謎のポップアップが出て、何も起きずに終了してしまう。。。やっちまった!!!
どうしようもないので、パソコン工房のサポート窓口(メール受付)へ問い合わせ。。。こういうの使うって、パソコン初心者のみってイメージだったが、やむを得ない。。。
翌々日になり、次のような回答を受け取った。。。
---------------------
お問い合わせいただいた内容を拝見致しました。
下記URLよりダウンロード頂けます。
https://www.clevo.com.tw/en/e-services/download/default.asp
モデルは「NH5xACx/NH5xAFx_ADx/NH5xADx」を選び、
ダウンロードタイプは「ALL」ALLを選択後
Update Control Center 3.0 AP Version 2.24
をダウンロードください
-----------------------
パソコン工房のサイトじゃないじゃねーか!こんなの気づくかよ!
と思ったりしたが、とりあえずダウンロードはできて、インストールも
うまくいったようだ。。。
さて、起動できるかな。。。。あれ?Control Center 3.0がどこにもいない??
残念ながら、インストールに失敗してしまったようだ。。。
よく考えると最初にControl Center 3.0が起動しなくなった原因について、
対応してなかったなぁ。。。何かシステム的な問題があるのかなぁ。。。
と、いろいろネットで調べていると、デバイスマネージャのデバイスに異常があることが判明。以下の手順で解決した。
①システムデバイスのAcpi Bridgeに!の三角が出ていないか確認。これが出ていると、インストールに100%失敗する。
②Acpi BridgeとAcpi Bridge1を2つとも、アンインストール。右クリックして。。

③ドライバーソフトウェアも削除

④再起動
⑤Control Center 3.0をインストール。
言い忘れたけど①の前に、動かないControl Center3.0をアンインストールしておくこと。
以上!
しかーし、なんと、パソコン工房には、ドライバーやプレインストールツール再インストール用ののダウンロードサイトが存在していない。。。マウスとはFaithとかだと、パソコンのシリアル番号を入力すればダウンロードサイトに繋がるのに、そういうのはやってない模様。。。
と、ここで、WindowsストアにControl Center 3.0が存在することに気づいたので、これを入れてみることにした。無事入ったので、起動すると。。。
OSD only
と表示した小さな謎のポップアップが出て、何も起きずに終了してしまう。。。やっちまった!!!
どうしようもないので、パソコン工房のサポート窓口(メール受付)へ問い合わせ。。。こういうの使うって、パソコン初心者のみってイメージだったが、やむを得ない。。。
翌々日になり、次のような回答を受け取った。。。
---------------------
お問い合わせいただいた内容を拝見致しました。
下記URLよりダウンロード頂けます。
https://www.clevo.com.tw/en/e-services/download/default.asp
モデルは「NH5xACx/NH5xAFx_ADx/NH5xADx」を選び、
ダウンロードタイプは「ALL」ALLを選択後
Update Control Center 3.0 AP Version 2.24
をダウンロードください
-----------------------
パソコン工房のサイトじゃないじゃねーか!こんなの気づくかよ!
と思ったりしたが、とりあえずダウンロードはできて、インストールも
うまくいったようだ。。。
さて、起動できるかな。。。。あれ?Control Center 3.0がどこにもいない??
残念ながら、インストールに失敗してしまったようだ。。。
よく考えると最初にControl Center 3.0が起動しなくなった原因について、
対応してなかったなぁ。。。何かシステム的な問題があるのかなぁ。。。
と、いろいろネットで調べていると、デバイスマネージャのデバイスに異常があることが判明。以下の手順で解決した。
①システムデバイスのAcpi Bridgeに!の三角が出ていないか確認。これが出ていると、インストールに100%失敗する。
②Acpi BridgeとAcpi Bridge1を2つとも、アンインストール。右クリックして。。
③ドライバーソフトウェアも削除
④再起動
⑤Control Center 3.0をインストール。
言い忘れたけど①の前に、動かないControl Center3.0をアンインストールしておくこと。
以上!
10年ほど前にJXZ110のEMV置き換えを目的としてAVC-LAN関連の
機器をDIY自作したが、その件で質問があったので、こういった
「一般的ではない通信を行う」製品を自作するときの参考情報を
メモしておく。
まず、最近の車はCAN通信を使うことが多く、CAN通信であれば
規格が統一されているうえ情報量が多く自作している人も多数いるため、
自作は容易。
難しいのは、次のような通信を行うものの自作かな?
①パワーFC(新型)コマンダー通信:UART規格
②パワーFC(旧型)コマンダー通信:SBC規格(一部3倍速もあり)
③AVC-LAN:IEBus規格
④BEAN:トヨタ独自規格
実装の難易度でいうと、
易 ----------- 難
CAN通信 < パワーFC(新) < パワーFC(旧) < AVC-LAN <<< パワーFC(旧、3倍速) <<< BEAN
といった感じと思う。
CAN通信であれば、↓こんなのが数千円で売られているので、簡単にキャプチャーや送信ができるが、上記②~④の場合は存在しないので自作する必要がある。
自作するときの流れは②~④すべて同じ。①は下記の4から始まる。
1.オシロスコープで信号を確認する
2.トランジスタやオペアンプで信号を0V~5Vのレベルの信号に変換する機器を作る
3.0V~5VをRS-232C(UART)に変換する機器をマイコンやArduinoで作る。
4.USBシリアル変換機経由でパソコンに取り込むツールを作る
5.USBシリアル変換機経由でパソコンからデータを送るツールを作る
6.上記4.5.で調査した情報を元に、機器をDIY自作
ちなみに2000年頃のトヨタの高級車(?)にはEMVというカーナビとエアコンパネル
が一体化されたもの↓が採用されており、カーナビを撤去するとエアコンを操作
できなくなるという致命的な問題が発生する。
こんなときは、エアコンパネルに相当する機器を自作↓して、事なきを得る、
ということになるかも。
ちなみにAVC-LANのときは、↓を参考にすれば、1.と2.は省略可能。
HA12240は絶版になって久しいが、アリエクだと入手可能な模様。
https://elinux.org/images/0/03/HA12240.pdf
機器をDIY自作したが、その件で質問があったので、こういった
「一般的ではない通信を行う」製品を自作するときの参考情報を
メモしておく。
まず、最近の車はCAN通信を使うことが多く、CAN通信であれば
規格が統一されているうえ情報量が多く自作している人も多数いるため、
自作は容易。
難しいのは、次のような通信を行うものの自作かな?
①パワーFC(新型)コマンダー通信:UART規格
②パワーFC(旧型)コマンダー通信:SBC規格(一部3倍速もあり)
③AVC-LAN:IEBus規格
④BEAN:トヨタ独自規格
実装の難易度でいうと、
易 ----------- 難
CAN通信 < パワーFC(新) < パワーFC(旧) < AVC-LAN <<< パワーFC(旧、3倍速) <<< BEAN
といった感じと思う。
CAN通信であれば、↓こんなのが数千円で売られているので、簡単にキャプチャーや送信ができるが、上記②~④の場合は存在しないので自作する必要がある。
自作するときの流れは②~④すべて同じ。①は下記の4から始まる。
1.オシロスコープで信号を確認する
2.トランジスタやオペアンプで信号を0V~5Vのレベルの信号に変換する機器を作る
3.0V~5VをRS-232C(UART)に変換する機器をマイコンやArduinoで作る。
4.USBシリアル変換機経由でパソコンに取り込むツールを作る
5.USBシリアル変換機経由でパソコンからデータを送るツールを作る
6.上記4.5.で調査した情報を元に、機器をDIY自作
ちなみに2000年頃のトヨタの高級車(?)にはEMVというカーナビとエアコンパネル
が一体化されたもの↓が採用されており、カーナビを撤去するとエアコンを操作
できなくなるという致命的な問題が発生する。
こんなときは、エアコンパネルに相当する機器を自作↓して、事なきを得る、
ということになるかも。
ちなみにAVC-LANのときは、↓を参考にすれば、1.と2.は省略可能。
HA12240は絶版になって久しいが、アリエクだと入手可能な模様。
https://elinux.org/images/0/03/HA12240.pdf
次のページ
>>