以前、BananaPi ProでNASを構築したのだが、これが結構気に入っている。陳腐化したLinkStationも同じタイプのNASに置き換えようと思ったが、BananaPiだとつまらない。とはいえ、SATA付きのLinuxボードってあんまりないんだよな。OrangePi にしようと思ったけど、SATA付きのやつは入手性があまりよくない。amazonで買えないことはないが、送料が高い。そこで、秋月で売っているpcDuino3 nanoを買って、これをNASにしようと考えた。
まず、pcDuino3 nanoの特徴であるが、SATA付き、オンボードフラッシュメモリ付き、Ubuntuプレインストール済み、ということであろう。代わりにラズパイよりかなり高価。でもNASにするなら仕方ないよな、と思う。USBハードディスクって、心理的になんかダメなんだよなぁ。。。
ということで、電源を入れてみた。なんか古そうなUbuntuである。Armbianに入れなおそうかとも思ったが、こちらはサポート終了となっていたので諦めた。Ubuntuで頑張るしかない。しかし、なんか遅いなぁ。画面の描画速度はTseng LabsのET4000くらいかな?Windows3.1の。
とりあえず、sambaをいれようとapt-getしたが、OSが古すぎて入らない?updateもupgradeもうまくいかない。。。
と、これは /etc/apt/sources.list から
deb http://www.wiimu.com:8020/pcduino/ pcduino main
deb-src http://www.wiimu.com:8020/pcduino/ pcduino main
の2行を消せば解決。で、
apt-get update
apt-get upgrade
apt-get install samba
として、sambaを設定したところ、sambaは起動するものの、つながらない。
¥¥192.168.100.104 が見つかりません。綴りを確認して再実行してください。
みたいなエラーが出る。ポートは空いている。Wiresharkで見ると、通信はしている。しかし、なぜだ。。。。
こういうときは、sambaの再インストールだよな?
apt-get purge samba
apt-get install samba
reboot
さて、どうかな?あれ、sambaが立ち上がらない!なんだ、/etc/sambaがないぞ?
ということで、手入力で /etc/samba/smb.conf を作って再起動したところ、SMB1はサポートされていない、とかエラーが出やがる。でも、あと一息。smb.confに
max protocol = SMB2
を追加して、、、、接続成功!!!
ちなみにsmb.confの内容は、空白行を除くと
[global]
unix charset = UTF-8
dos charset = CP932
interfaces = 127.0.0.0/8 192.168.100.0/24 eth0 wlan0
bind interfaces only = yes
max protocol = SMB2
workgroup = WORKGROUP
dns proxy = no
log file = /var/log/samba/log.%m
max log size = 1000
syslog = 0
panic action = /usr/share/samba/panic-action %d
server role = standalone server
passdb backend = tdbsam
obey pam restrictions = yes
unix password sync = yes
passwd program = /usr/bin/passwd %u
passwd chat = *Enter\snew\s*\spassword:* %n\n *Retype\snew\s*\spassword:* %n\n *password\supdated\ssuccessfully* .
pam password change = yes
map to guest = bad user
usershare allow guests = yes
[homes]
comment = Home Directories
browseable = no
read only = yes
create mask = 0700
directory mask = 0700
valid users = %S
[printers]
comment = All Printers
browseable = no
path = /var/spool/samba
printable = yes
guest ok = no
read only = yes
create mask = 0700
[print$]
comment = Printer Drivers
path = /var/lib/samba/printers
browseable = yes
read only = yes
guest ok = no
[share]
path = /mnt/share
writable = yes
guest ok = yes
guest only = yes
create mode = 0777
directory mode = 0777
#######################
てな感じ。ちなみに公開ディレクトリが/mnt/shareなのはLinkstation時代の名残り。
で、次はIPアドレスを固定にしようとしたのだが、これが非常に難しい。
①GUIのネットワーク設定でIPアドレスを登録→DHCPのまま。。。だめか。。。
②/etc/network/iinterface に手入力→DHCPのまま。。。だめか。。。
③dhcpクライアントの設定ファイルに登録→DHCPのまま。。。だめだ。。。
と、ここでブチ切れて、dhcp関係をすべてアンインストールした。おや、DHCPサーバも動いていたのか。。。。
apt-get purge isc-dhcp-server
apt-get purge isc-dhcp-client
apt-get purge isc-dhcp-common
これで、さすがにDHCPは無効になったが、IPアドレスが無い状態だ。どうしよう。。。
と、ここにきて、/etc/network/interfaceの書き方がまずいことに気づいた。auto eth0が抜けていたようだ。。。。
結局、下記のように/etc/network/interfaceを書き換えて解決!
auto lo
iface lo inet loopback
auto eth0
iface eth0 inet static
address 192.168.100.245
netmask 255.255.255.0
network 192.168.100.0
broadcast 192.168.100.255
gateway 192.168.100.1
dns-nameservers 8.8.4.4
今日は疲れたので、これで終わり。